繭玉飾りアイシングクッキーと大副茶
コラボワークショップ

2025年1月15日 江別 蔦屋書店
アイシングクッキーアーティストS∀Nさん
"Just for You" あなたの好きなもの想いをアイシングクッキーやケーキなどにしてくれる愛溢れるアーティスト
S∀Nさんに教わるアイシングクッキーワークショップ
繭玉飾り風クッキーとして思い思いに 自由に描いてみましょう。
繭玉飾り
豊作祈願 商売繁盛 無病息災 家内安全 一年の繁栄
小正月(1月14日から16日間)江戸時代から繭玉飾りが盛んになったといわれています。
繭玉飾りは、米の粉(上新粉)で作った団子を落葉樹の枝に吊るして飾るものです。
由来は、農作物の豊作祈願や養蚕業の歴史を反映した伝統行事でもあります。蚕の養殖が栄えた地域では、蚕の繭の豊作を願う意味合いが強く「蚕玉祭り(こだままつり)」として行われることもありました。
昔は、神様へのお供えとして家に飾ったものを「どんど焼き」に持ち寄り、お正月飾りや書き初めを燃やした残り火で焼いて食べることもしていたようです。
豊作祈願や無病息災などの願いを込めて飾られています。
地域別の呼び名
北海道・東日本:「繭玉(まゆだま)」
中部~関西:「花餅(もちばな)」
長野県:「稲の花」や「粟穂稗穂(あわぼひえぼ)」
岐阜県(高山市・飛騨市):「花餅」
鹿児島県奄美大島:「生り餅(なりむち)」
地域の特性に応じた様々なモチーフが飾りになっています。 だるま・紅白梅・小判・こま・羽子板 など
大副茶
新年の無病息災を祈願をして頂く縁起物のお茶
大福茶のはじまり
平安時代、天暦 5 年 (951 年) 疫病が蔓延していたことから、
京都の六波羅蜜寺を創建した空也上⼈が、
梅と昆布が入ったお茶を庶民へ飲ませ、歓喜踊躍(かんきゆうやく)の念仏踊に よって疫病がおさまったことが起源と⾔われています。
空也上人の疫病を沈めたお茶の話を聞いた村上天皇は、元旦に⼈々の 無病息災を祈り六波羅蜜寺にお供えしたお茶を 頂いたことから「皇服茶」皇(おう)が服するお茶「おおふくちゃ」と呼ぶようになりました。
その後、庶民の間では、元旦にいただく無病息災を祈るお茶を 「大福茶」と呼ぶようになりました。
空也上人(くうやしょうにん)平安時代の僧侶
京都 六波羅蜜寺を創建 。 第60代 醍醐天皇(だいごてんのう)の第2皇子と言われています。
空也が念仏を唱えると(南・無・阿・弥・陀・仏)の一音一音を口から6体の阿弥陀仏の小像となり仏に変わる表現とされた仏像が有名です。※仏像は空也の死後に制作され今のところ制作年は不明とされています。
大福茶を淹れてみましょう
⽤意するもの
・急須・お茶椀・お湯・茶葉(ティーパックOK)・ティースプーン・梅干し・昆布・黒豆※無くても〇
- 梅⼲し ⼩梅・お好みの梅⼲し
- 昆布 むすび昆布や⼩さくカットした昆布
- お茶 煎茶・焙じ茶・⽞⽶茶でも OK お好みのお茶
「お茶の量の目安」※お好みで調整してください。
- 今回使用した煎茶 お⼀⼈分目安:ティースプーン1杯
- 焙じ茶の場合 お⼀⼈分目安:軽く⼤さじ 1 杯
- ⽞⽶茶の場合 お⼀⼈分目安:ティースプーン 1 杯
大福茶の淹れ方
①急須へ⼈数分の茶葉をいれる
※1人分ティースプーン1杯
②お茶碗にお湯を注ぐ
※お湯の量とお湯の温度を調整します
③急須にお茶碗のお湯を注ぐ
※お煎茶⼀煎目は温め(約80℃)
・⼆煎目は⾼め(約90℃
~)
④梅⼲しと昆布や黒豆をお茶碗へ⼊れます
⑤急須のお茶をお茶碗に注ぐ
出来上がりです!
薬ではありませんが、大副茶の組み合わせは、身体によい成分を簡単にとりいれることができます。
緑茶・・・五臓の邪気を払い(抗酸化作用や抗菌作用)
梅干し・・・長寿 (疲労回復や食欲増進効果)
昆布・・・喜ぶ(よろこぶ)・養老昆布・縁起のいい食材(高血圧や動脈硬化予防)
黒豆・・・丈夫・元気・健康(アントシアニン・ポリフェノール・抗酸化作用)
インフルエンザや風邪が流行る冬の季節 無病息災 元気にお過ごしいただけると幸いです。
ご参加ありがとうございました!