春の季節を感じる
日本茶ワークショップ


春の香りを感じる日本茶
桃の節句 桃と桜 2023/2/25 札幌
二十四節気 雨水
降る雪が雨へとかわり、大地が潤い始める頃。
ひな人形は、立春(2月4日頃)を迎えたあと飾ってよいとされ、
雨水の季節に飾ると縁起が良いとされています。
七十二候
2月24日頃 霞始靆(かすみはじめてたなびく)
春は霞、秋は霧と呼び分け、春の中でも、霞(かすみ)は朝の時間、朧(おぼろ)は夜の時間とわけて表すようです。
はじめのお茶
桜の香り 静7132
桃の節句とは?
女の子の節句という印象がありますが、もともとは全ての人の無病息災を祝う節目とされていました。
日本に古くから伝わる禊祓(みそぎはらい)として「人形(ひとがた)」を川へ流す風習があります。
また古代中国の「上巳節」水辺で身体を清め、宴会を催し、災厄を祓うという風習が伝わり、桃の節句となりました。
そのため「上巳(じょうし)の節句」と呼ばれることも。
もともとは三月の最初の巳(み)の日に行うこととされていましたが、かなり古い時代(平安時代頃という説あり)から、奇数の数字が重なる
3月3日に行われるようになったようです。
人の形を草木や紙でつくり、身体をなでて自分の厄を移し、水に流して祓う。厄払いの一つ。「流しびな」は今も行われる地域があります。
江戸時代になると現代同様に家の中へ雛飾りをするように変わり、幼い女の子の成長を願う節句とされています。
春の花の香りがする日本茶
A:萎凋煎茶「かぐら」
製造工程で香りが発生したお茶
B:ふじかおり
稀少品種のお茶
お茶を淹れてみましょう
①急須とお茶碗を用意する
②沸騰させたお湯を用意する※一煎目は温度を下げるため、空いたお茶碗に8分目までお湯を注ぎます。
③茶葉 人数分の量を急須にいれる
一人分のときは、ティースプーン山盛り1杯
二人以上のときは、ティースプーンすり切り1杯×人数
④抽出時間 普通煎茶1分~1分半程度
⑤最後の一滴まで注ぐ※数回にわけて注ぎましょう。最後の一滴も残さずに
お湯の温度 目安
沸騰したお湯を冷まします。熱湯(100度)→ポット(90度)→空いたお茶碗(80度)に八分目までお湯を注ぎましょう。お湯は容器に移す毎に温度が下がります。
※絶対このようにしないとダメということではありません。美味しい淹れ方の一つです。お好みに合わせて淹れてみましょう。
1煎目 温め 70度~80度程度 抽出時間60秒
2煎目 熱め 80度~程度 抽出時間40秒
3煎目 熱々 90度~熱湯 抽出時間30秒

関東風と関西風の桜餅
関東(長命寺)
小麦粉をつかった生地
関西(道明寺)
もち米を細かくしたもの(道明寺粉)
雛あられ
関東
米粒大で甘い、関東のひなあられ。米を爆(は)ぜて作ったポン菓子を砂糖などで味付けしたもの
関西
直径1センチ程度の大きさがあり、しょう油や塩などで味付けしてあります。菱餅を砕いてつくっていたもの。
桃の節句から
「桃」がつく日本茶
お菓子と合わせていただいてみましょう。
・桃太郎発祥の地 岡山県産の無農薬やぶきた煎茶
・桃がつく桃生茶 宮城県石巻市桃生町(ものうちゃ) 玄米茶
お菓子
・桜餅 黒米の桜もち
・関西風と関東風 ひなあられ
・桜ごはん 茶葉添え
以上となります。
ご参加ありがとうございました。
何かご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
次回の予定は、3月21日は江別蔦屋書店さん、4月以降は随時ホームページにてお知らせいたします。
7月は札幌フレンチレストランにて日本茶ペアリングを予定しておりますのでご参加お待ちしております。