~春分の茶会~
春の季節を感じる 日本茶ワークショップ
二十四節気 春分
太陽が真東から昇り真西に沈み昼と夜の長さが同じ日です。
「春分」3月21日から「清明」を迎える4月5日頃までのこと

五感で感じる日本茶
香りをかぐ
触れる
見る
聴く
味わう
春の心と身体の作用
何かはじめたくなる
草木の芽吹き虫や動物も新しい命のめぐりが動き出す
自然界の目覚めの季節
身体は冬の寒さを耐え
活発に動き出そうとする変わり目です
環境に変化がおこりやすく
良くも悪くも調整が必要になります。
春は肝臓の働きが活発になり
たかぶりすぎもよくないので
肝の機能を調整した方がよいときになります。
- イライラ
- 目の疲れ
- 足がつる
- やる気が出ない
マスクをずっとつけていると…。
マスクは酸素を取り込みにくい
酸素が減ると血流のめぐりが滞る
酸素や血の巡りが滞ると脳機能が低下
慢性化すると免疫力も低下
顔をかくしていると感情表現が減る
感覚が鈍くなりがちです
五感で春を感じる日本茶とは
3年間のマスク着用
私たちはマスクをすることが「当たり前」という感覚に陥る傾向があり
とくに商業施設では今でも「マスク着用のお願い」がありますよね。
五感の感覚は知らずに鈍くなり
脳への酸素欠乏は身体や心へも影響がでてきます。
そこで
「五感」を意識して
春の香りを楽しむ日本茶を味わっていただきました。

春の香りを感じるお茶
日本茶を飲んでみましょう。
感じ方は自由
体調によって
今までの培ってきた味覚
味の好き嫌い
など個人差があるので〇×ではありません。
美味しく感じるときは身体が求めている味です。
お花の香り
木の香り
新緑の緑の香り
はじめのお茶
煎茶
静岡県産 静7132 「まちこ」
お茶を淹れてみましょう
「用意するもの」
・急須・お茶碗・ティスプーン・茶葉・沸騰させたお湯
※一人分湯呑茶碗大きさ 目安70cc ~80cc
※大ぶりのお茶碗やマグカップの場合 150cc以上して2人~3人分として淹れることをおすすめします。
1.沸騰した「お湯」を冷まします。
お湯を器に移す毎に約10℃程度下がります。
ポットからお茶碗にお湯を移します。
湯呑でお湯の量を測る→急須にお湯を移し 急須を温める→再びお茶碗へ
※茶器を温めると香りがたちます。
2.「茶葉」人数分の量を急須にいれます
一人分 ティースプーン山盛り1杯 3グラム程度
二人以上 ティースプーンすり切り1杯×人数
3.お茶碗のお湯を急須へゆっくり注ぎ蓋をしましょう。
4.「抽出時間」 普通煎茶1分~1分半程度
5.「注ぐ」手返しを3回から5回程度して最後の一滴まで注ぎましょう
ゆっくり味わってみましょう。
美味しく淹れるポイント
- 茶葉の量
- お湯の温度 (低温)甘味うまみ⇔(高温)渋み苦み
- 湯量
- 抽出時間 (短)すっきり⇔(長)しっかり
- 注ぐ 手返し(3回程度)すっきりした味⇔(5回以上~)しっかり濃厚な味
煎茶を美味しくいれる目安
一煎目 70度 抽出時間 60秒~90秒程度
二煎目 80度 抽出時間 40秒~60秒程度
三煎目 90度 抽出時間 30秒ササっと
【皆さんで淹れたお茶】品種「おくはるか」
産地別 製造工程が違うお茶です。
A:煎茶 埼玉県産
B:釜炒り茶 宮崎県産
【最後のお茶】
焙じ茶 静7132
お菓子 桜のメレンゲ
「ご紹介した日本茶」
「静7132」と「おくはるか」
どちらのお茶にも
桜の葉の香り成分「クマリン」
同じ成分が多く含まれている日本茶をご紹介しました。
お茶の品種は、今とてもたくさんあります。
その中で「静7132」と「おくはるか」は
人口的な香りとして添加されているものではなく自然の香りです。
春の季節をイメージする桜葉の香り
塩味やしその香り、桜餅の香り
体感した香りを言葉にして表現することも
新鮮ではないでしょうか。
五感を研ぎ澄まし
自然豊かな日本の春
これから楽しんでいただけいると幸いです。
またのご参加をお待ちしております。
こころと身体によい作用がいっぱいの日本茶
ぜひお楽しみください。
春分の日本茶ワークショップ ご参加ありがとうございました。