虹の懐紙 日本茶を通して伝えていきたい日本文化

和紙 は日本に紙づくりが伝わり1400年以上の歴史があります。皇族~武士~庶民へ広がり、平安時代は和歌など紙の用途が増え紙づくりの技術が発達して薄くて丈夫な美しい和紙が誕生しました。
懐へ折り畳んだ和紙を「ふところがみ」「てがみ」「カイシ」と呼ばれ、包む・敷く・拭く・書く多様な使い方ができた懐紙。
茶道で使われている本懐紙は白無地のサイズの規定されたものが使われています。
和紙
1400年以上続く日本の和紙

五色は「青・赤・黄・白・黒」※仏教の伝来とともに五大元素の考えや陰陽五行説の考えから自然界との調和の意味や厄払いの意味があります。
こいのぼりの五色の吹流し、七夕の短冊、神社、相撲の四方と土俵など至るところに用いられている五色。
成長や安全を願う今も続く五色の色を見つけてみましょう。
※色が他の色になっていることがあります。青が緑・黒が紫など
※黄色が虹の懐紙では萌黄色になっています。
五色
虹に見立てた五色

輪つなぎ家紋から派生した七宝紋様
家紋や着物の模様として使われています。輪つなぎの一種で円形を四つ重ねてつないだ連続文様。
仏教では金、銀、瑠璃、波璃、珊瑚、瑪瑙、真珠などを七つの宝と言われているそうです。
七つの宝にも例えられるほどの人との繋がり円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄には、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起の良い良縁がひろがる柄とされています。
七宝柄 紋様
良縁が広がる七宝吉祥紋